20代によく聴いていた歌手の歌を、YouTubeをきっかけに再び聴き出した。うおおお、なつかしい……
この歌手については明確に「聴くのをやめる」と決意してライブラリからデータを削除したのだった。だもんだから、もう残ってないだろうな、と期待薄でバックアップのHDDを探したらなんとフォルダごと残っていて、完全復活。ばんざい。
やめると決めたのは、歌詞がいわゆる厨二っぽい世界観に聞こえて、それを聴いている自分が恥ずかしくなってしまったからだった。でも、四十を過ぎた今あらためて聴くと、あんなに恥ずかしかった歌詞のあれこれを全く何とも思わなくなっていて、なんならちょっとじ〜んとしてしまったりする。若いのによく頑張ってたね……みたいな。加齢の証明。
恥の種は対象でなく、自分の中にあるもんなんだな、と実感。いくつかの曲のメロディラインはとても好きだったので、楽しく聴けるようになってうれしい。絵を描いたりなんだりしているときに聴くことが多かったから、当時の感覚が蘇るような幸せなおまけつき。年も取ってみるもんである。