本館の方で何度か記事にしているストレッチ。いまは全体のメニューじゃなく、一番問題のある部位を、気がついたときに丹念に手入れするという形を取っている。
本当にガチガチだった部位が少しずつ、ゆっくり姿勢に力(体重)をかけると、関節の奥で骨が動く?ような手応えが得られるようになった。何かの拍子でずれたまま固まった関節が、まわりの肉が少しゆるむことで、力をかければ本来の可動域を動けるようになりつつある感じ。それが正しいのかどうか確証はないけど、なんとなくこの道だ、という感じはする。
何が発端かはわからないけど、いま身体が痛いのは、骨がずれて、元に戻せないまま他の部位がその辻褄を合わせようと少しずつバランスを崩して、その状態で骨を取り巻く筋肉が不自然に硬くなった状態なんだろうと思う。体全体で「筋が違っている」状態。そら調子も悪くなるわな……
整体やなんかでは「問題があるのは痛む場所じゃない」とよく言われるけど、本当にそのとおりだなと実感中。そして、問題の核心は、ものすごく分厚い歪みに取り囲まれている。外側から順番に、時間をかけてほぐしていかないと、一足飛びに患部までは行けない。
人との間に信用を培うプロセスに似ている気がする。私はあなたと親しく、誠実に付き合いたいと思っている。あなたとの関係を諦めない。その意志を、ストレッチという行動を通して、自分の身体に根気よく伝える。これまでずっと不誠実だったから。
でも、身体は必ず応えてくれる。それが優しい。