EKIN

あべのハルカスの展覧会に行ってきた。

先日「名前を変えるなら仁木弾正かな」とかふざけたことを書いたけど、ありましたよ、伽羅先代萩(場面に仁木弾正は出てこないけど)

記憶の屏風絵よりずいぶん極彩色であった。しかし出てくる話がどれもこれも「主君の血や名誉を守るために自分の子どもや妻を身代わりに差し出す忠義」を題材にしていて、いかに人気があったお題かわかる分、いつの時代も人間はエンタメに残酷を求めるもんなんだな……と思ったり。

当時は現代と比べて成人するのも健康に生きるのもより貴重なことだったと思うんだけど、それにしちゃ誰も彼も(お話の中とはいえ)あっさり命をなげうつことよ。

絵金の絵は、主役が凛々しいのも魅力だけど、奥に書き込まれた脇役がコミカルで楽しい。季節の行事の絵巻物、グッズがあれば欲しかったなー。