Compatibility

自分を嫌いじゃないということと、自分に強いダメ出しをするのとは両立可能なんだな。そういう視点で考えたことがなかった。

そのダメ出しが客観性や中立性の顔をしていればいるほど厳しさは苛烈になり、自分を好きか嫌いかと聞かれれば嫌いじゃないけど、ダメ出しが正論すぎて立てないほど気力喪失、みたいなことが起こるのだった。自己肯定感という言葉が広く用いられるのは、ダメ出しをやめたいということなんじゃなかろうか。自分に照らすとそう考えるのがしっくりくる

ダメ出しをやめるには、評価お断り、という心構えになる必要があって、それには自分を愛するとか慈しむとかいうんじゃなく、厚かましくなることが一番効くんじゃないかと思ったりする。

そして厚かましさは、加齢が大いに貢献するぞ。粘って生きると、多少は楽になって、世界の見え方も変わるかも、それだけで救われるとは言わないが。学生時代の私にそう伝えたら、少しは希望になるだろうか。