パキラを育てるようになって何年になるのか、もう定かでないけども、それまで真っ茶色な親指の持ち主だった(サボテンさえダメにしたことがある)私の元で、どんどん大きくなっている。たのもしす🌿
パキラは枝のてっぺんに新しい葉が出てくるので、もうすぐ広がりそうな幼葉(と呼んでいいのやら)を見つけるととても嬉しくなるんだけど、今年は一気にいくつか葉が増えたあと、なかなか開かないな……とヤキモキしていたら、幹の下の方の葉が何本もまとまって枯れて落ちた。
過去にも何度かそういうことがあって、初めてのときは浅く黄色く枯れていく葉に「もうダメになるのか」と悲壮な顔をして見守ったんだけど、ほどなく周辺の幹が一気に硬化してたくましくなって、「これに合わせて古い部分を排泄したんだな」と理解した。
不要になった葉を捨てるだけなら枯れるに任せて新しい葉も伸びそうなものだけど、植物の体内では意外にエネルギーを要することなのかもしれない。捨てるのも大変だよ、と、パキラが教えてくれているのかどうかは知る由もないけど、それを眺める人間は、いろいろとりとめもなく考えを広げてふーーーむと鼻を膨らませている。