Medication Tips

服薬の心得、2025晩夏の陣。

顆粒剤・錠剤・シロップ剤の3種類(内服剤の種類は日医工株式会社の解説ページがとてもわかりやすかった)。

私は薬を飲むのが下手で、粉薬はおしなべて苦手。シロップ剤も嫌い。

このシロップ剤、12年前の私の記憶では無味(薬自体の不味さのみ)だったはずなんだけど、12年の間に甘味料が添加されたもよう。確かに、12年経ってもありありと思い出せるような、独特の不味さだった。でもその不味さをカバーするためか、添加されたのは結果的に喉を刺すような不自然かつ強烈な甘さで、初回に飲んだとき喉を直撃してパニックに。

しかし、おとなしく何回か服薬を続け、地味に細かな工夫を重ねた結果、多少はマシになった気がするので、後年のために書いておく。役に立つ日が来ませんように。

順番

顆粒剤 → シロップ剤 → 錠剤の順に。シロップ剤を先に飲むと、ダメージで苦手な顆粒剤のハードルが一気に上がってしまうし、最初に一番楽な錠剤を飲んでしまうと残りを飲む気が失せる。

顆粒剤

袋の中で顆粒をできるだけ集めておき、舌の奥の方に乗せるイメージで、サラサラと落とす。しかし顎を上げすぎると顆粒が喉の方に流れてむせてしまうので、角度は慎重に、顆粒ができるだけ落とした場所に止まってくれる塩梅を探ろう。

顆粒を集めておくのは、袋から出す時間を少しでも短縮するためである。

袋から全部出し終わったら、できるだけ顔の角度を変えずに、水を多めに口に含んで一旦リスやハムスターのように口腔内に溜め、顆粒剤を浮かせて一気に飲み込もう。焦らず、惑わず、落ち着いて。何度か練習が必要かも。水の量もポイントだぞ。味をゼロにすることを目指すと、ちょっとでも味を感じた瞬間にパニックになるので、多少の不快は目をつぶろう。顆粒の動きを制御するより、かける時間をできるだけ短くする方が、たぶん得策。

シロップ剤

初回は、時間を短くしたい一心で一気に流し込んで酷い目にあったので、方針を変えた。渡辺正行のコーラ芸は無理(例えが古い)

一回に口に入れる量は、お茶を飲むくらいの量で適度に。つど、急いで飲み込む。あまり間を空けずに次を口に入れ、さっさと飲み下す。これを繰り返す。

永遠に続くようで不安になるけど、5〜7回くらいで飲み終わる。回数減らそうとすると喉にダメージをくらう可能性が一気に上がるので、ここはとにかく自分を抑えよう。

ポイントは、飲んでいる間、鼻で息をしないこと。これだけで、味の直撃を7割くらい抑えられる気がする。ぐずぐずしてると口の中に妙な甘さが広がる&ふと油断して鼻で息をしてしまうので、袋が空になるまで、せっせと液体を送り込もう。

途中で水を飲んで、口腔内を少しスッキリさせるのもOK。ただ、この薬の後味はしぶとくて、味を全部消そうとするとお腹がタプタプになってしまい、薬を飲む苦痛が増すので、ほどほどに。飲み終わったら気の済むまで水を飲めばよろしい。

錠剤は飲めますね。

何度か成功したら、薬を飲む憂鬱さが多少はマシになることでしょう。頑張って。


一応、効いてる風ではある。でも薬効より、疲れてるか、寝不足か、とかの方が症状に大きく作用する感じ。いまは生活の習慣とリズムを大きく変えようとしている最中だし、なにせ酷暑の日々なので、なかなか疲れが取れないのが厳しくはあるけど、まあ、あんまりクヨクヨしないで気長にやっていこう。

でもまだ薬を飲むのがイヤすぎて、食事が済んでから薬の封を開けるまで、ぐずぐず逡巡してしまう時間が無駄の極みに思えて苦痛。二重苦。ここの気持ちの持っていき方を探るのが次の課題ですな。

私は薬が大嫌いで、病院も嫌いなのだけど(過去のあれこれで、不信感が大きい、と言うべきかな)今回のことは過去に3回くらい経験した症状で、疲れやストレスが限界を超えた後であらわれる癖が身についてしまったのかもしれない。自分ではそれほどつらいと思ってないときに出るので「なんで?」と不満だけど、たぶんそれまでに頑張りすぎた or 我慢しすぎた、ということなのであろう、と自分をなだめるまでがセット。体がサインを出してるんだから、ごちゃごちゃ言っても仕方ないよね。

幸い、最初に診てもらった先生と相性が良くて、ずっと診てもらえているので、こんなにブツブツ言ってはいるものの、診察をお願いしてるし薬も飲んでる。放置すると手遅れになると聞いたもんで……過去、ちゃんと改善したのだし。

病院が、いい感じの商店街の近くにあって、診察の帰りにおいしいものいろいろ買って帰るのが楽しみなのである。そう思えるというだけでも、オレはここまで、かなりよくやったんじゃなかろうか👍