30 Day book challenge をきっかけに、これまで「原書で読むんだ…… 」と妙に意固地になっていた本を、ようやく訳書で読み終えた。
序盤はなかなか時間が進まんなーと思っていたけど、最後の方は文字通り駆け抜けるようであった。すぐれた冒険譚は、読み終えてぐったり疲れるね……この感じ、ゲド戦記を読み終えたときに通じるものがある。
スマウグと闘うドワーフ、エルフ、人間、そしてホビットの姿は、2020年前半からの地球の人間社会を見るようであった。もちろんウィルスを、スマウグやゴブリンみたいな悪意や強欲さを行動原理にするものと一緒にするのは論外として、自分が脅威と思うものに相対する人間の振る舞いというかな。
充実した読書時間であった。でも、自分の読む体力がだいぶ落ちているのも感じた。2020年後半は、こういう読書の時間を少しずつ、スマホを持つ時間からシフトさせて増やしていきたい。