COVID-19 をきっかけに考えたことはいろいろあるけど、その中で一番といっていいほどインパクトがあったのは、自分が強いバイアスを以ってこの世界を見つめているということだった。頭で「バイアスから自由な人などいない」とわかっていたつもりでも、肌身で思い知って、茫然とした。わかったふりして、その実ぬけぬけと低く見ていたその中に、他でもない自分がぬくぬくと居座っていたのだった。
ショックは受けたけど、今は、それを踏まえて行動するしかないんだろうな、と思っている。
もう一つ、自分の中で印象的だったのは、シータの台詞は本当に(物語としてじゃなく)真理だったのかもな……ということ。
土から離れては生きられないのよ!
『天空の城ラピュタ』より王座の前で対峙するシータ
wikipediaの記載(徳間書店発行のガイドブック由来)によると、ラピュタ人は科学の力をもってしても克服できない疫病に蝕まれ、やむなく地上に降りることを決断したんだそうだ。示唆的……