オンライン会合の画面の向こう側にいらしった方が、メモを取るのにモンブラン(しかも万年筆!)をお使いであった。大量の数式を書くのに欠かせないのだそうだ。我慢できずに「お使いのペンはもしかして」と話しかけてしまったが、快く応じてくださってうれしかった?
カメラの解像度は低いし、角度も無造作なものだった(意見交換と資料確認ができればいいので、どう映るかは誰も気にしていない)が、それでも威厳としか言いようのない存在感に感動してしまった。全体のフォルムやバランス然り、なによりホワイトスターの象徴性よ。
文具とは一切関係ない会合だったので、そういう場ではイタリアの美しい軸などなら少し悪目立ちしてしまったと思うのだが、有無を言わさぬ漆黒の軸に平伏。近年の販売戦略には反感を覚えている口だが、デザインに完敗である。くやしい。爽快なだけにくやしい。ぐぬぬ。そして欲しくなる罠。