カテゴリー: ひとりごと

凄惨な状況や人間の愚行を知って傷つき、落胆し、気分が塞いでも、夜は明けて次の日はやってくる。前の日に悲しんだ事象を脇に置いて、ケロリとした顔で日常を営む自分に恥ずかしさを感じたりもする。 でもその恥ずかしさを抱えて、毎日…

2020年の8月6日は、75年前のこの日のことを語った文章がこれまでの年より多く目に入ってきた気がする。それは私の目が少しずつ、自分の内側だけでなく、外に向こうとしていることの表れかもしれない。世界がとりわけ変わった、と…

自分でようやく起こした、些細な、けども精一杯の行動で、想像もつかなかった思考回路の通電があれよあれよと起こって、びっくりするやら痛快やら。（終始漠然とした話でお許しを） ここ数日（いつからそうなっていたか正確にはわからな…

The Guardian紙のニュースヘッドラインにスペイン前国王の話が出てきて、ふと気になって調べて初めて、exile の意味を知る。何となく勝手に exist とか exhale とか、そっち系の仲間だと思っていた。わ…

先日、全く予期せず15年前の自分の写真を目にしたのだけど、表情というか顔つきがずいぶん険しくて驚いた。眉毛の書き方の流行なんかもあると思うけど、ああ、狐が憑くってこういう感じだったのかもな、と思った。実際の狐憑きは知らん…

連続出力するとプリンターの機内温度が上昇する影響で、ホクホク使った素材の紙を10枚以上無駄にした。ガビーン。 頭で計画する段階で、失敗もロスもどうにかゼロにしたいと思ってしまって、それが通らないとガックリ落ち込む。長い時…

この日の夕方、阪急電車の車窓から大きな虹を見た。副虹も見えた。電車の中にいたから写真は撮れなかった（撮らなかった）けど、灰色の雲を背負ってとても鮮やかに輝いていて、幸せな気分になれた。スコールのような夕立の、うれしい贈り…

やることがだんだん増えている。ここらへんで気合入れて整理しないとな……と思う側からスマホパズルに逃げてしまう弱さ。 少しずつ増えることを漸増と言うかなと思ったらちゃんと辞書に載っていた。数学で漸近線を習ってから「だんだん…

玉ねぎの皮は、剥いても剥いても皮ばっかりで中身が見えてこず、気がついたら何も残らなかった的な例え話に用いられて知性とか教養を揶揄されがちだけど、案外内面なんてそういう薄皮の集積なのかもしれないよな、と思う蒸し暑い曇りの日…