Ink clot cleaning

私は万年筆のインクはボトル入りのものを使っている。大抵引き出しの中に保管していて、出し入れのときもそれなりに丁重に扱っているつもりなのだが、少し動かしただけでインクが大きく波立つのか、キャップの内側とボトルのネジ山(と呼んでいいのか知らないが)部分が、長く使ううちにインクのこびりつきで汚れてくる。

これを放置していると、キャップが開けづらくなって、最悪の場合紙にインクが飛び散ったりするのである。万年筆にインクを吸入するときも汚れるもとだし、できることなら常にキレイにしておきたいが、なにせこびりついているので、ちょっと拭いたくらいじゃなかなか取れない(そうなる前にまめに拭けという話)。

それを最近、ちょっと熱めのお湯にティッシュを浸して拭き取ったらものすごく楽にスルッと取れたので、むしろ汚れたインク瓶を探してしまうくらい、掃除が楽しみになった。自分でもドン引きするほど汚れているが、カラーインクが真っ黒になるほど頑固にこびりついているのがひと撫でしただけで取れるのはとても気持ちが良い。

動画でお見せすれば説得力抜群なのだろうけど、瓶の汚さが恥ずかしいので割愛。

電気ポットに保温している80℃のお湯を、底が浅めのカップや耐熱ビーカーに入れて使っている。いうても熱湯なので、もし試される場合はやけどに十分ご注意を。あとキャップがプラスチックのものは最悪変形する可能性もあるので、そのままドボンと浸けるのは避けた方が良いと思う。