Hello again, Scrivener

「書なり」ブログを書くのに、ScrivenerというMacのソフトを購入した。きっかけはほとんどおもちゃとして興味があったからで、それでも長文を構成を考えながら書くのにはやっぱりよく洗練されていて、日本語に弱い(フォントの表示でさえ)という難点はあったけど、まめに更新していたころはずっとこれを使っていた。

つまり、長文を更新しなくなってからはとんとご無沙汰していたのである。……が、今回、必要があって超!ひさびさに起動してみた。私が持っているのはVer.2.8.1で、縦書きへの対応を謳った3.xではないんだけど、縦書きはほとんど必要ないから、まあいいかと思って。

そしたらやっぱり使いやすかった。Scrivenerはワードプロセッサーとアウトライナーが統合されたソフト、とか説明されてるみたいだけど、確かに一言では言いにくい。ワープロとアウトライナーと、(Windowsで言うところの)エクスプローラーを合体させた感じかなあ。

ワープロと違って書式を整えるためのソフトではない。アウトライナーとしては使ったことがないから使い勝手がわからないんだけど、少なくともTo Doソフトではない。長文を書くために、章など文章のパーツを個別のフォルダやファイルとして扱って、それらを自由に並べ替えたり複製しやすくした感じ(この点がエクスプローラー)。脚本とか取材記事とか論文とか、”構成が命!”の長文を執筆する道具と銘打っていて、実際、人気があるようだ。

まあ、私は本を執筆するような大仕事はまったくやっていなくて、ごくごく初歩的な構成を考えるのでさえすぐ頭がこんがらがるから、文筆家の方々から見たら朝飯前のようなレベルの作業でお世話になっている。でもすごく助かった。