Ironic

求めれば求めるほど遠ざかる、あるいはなかなか得られない、というのは世の道理のようで、なんとも皮肉。

心のモヤモヤをスパッと晴らしてくれるような言葉が落ちてないかと、SNSやネットの記事を求めて徘徊するようなときは、ほぼ確実に時間の浪費に終わる。求めるほど与えられないもんだな、と痛感するひととき。何度やっても懲りないけど。

そういうときは、自分の頭、あるいは感性をちゃんと使えよ、と言われてるのかもしれない。自分でやるのが面倒、あるいは怖いから外に探してしまうのかもしれない。まあでも、無駄と知っていてもある程度あがかないと覚悟が決まらないんだよな。探しても探しても(外には)ないんだ、と体で思い知ってから、諦めがついて、自分でやるか……となるパターン。

モヤモヤはいつも、脱する直前が一番心地が悪く、掻きむしりたいような鬱陶しさに煩わされる。心地悪さの程度は毎回違っていて、これが底かと思っていたらまだ先があった、というようなこともざらにあるから、いつ抜けられるか前もって知ることができないのは酷な話。

求めよ、さらば与えられん。というのは、ただ口開けて待ってりゃいいというのとは違うのであった。多分。